邦画1題 嫌われ松子の一生
嫌われ松子の一生
006年 監督・脚色:中島哲也、出演:中谷美紀(川尻松子) 、榎本明(松子の父)、市川実日子(松子の病弱な妹)、 瑛太(松子の甥) 、 伊勢谷友介(松子の元教え子でやくざ) 、
キャストスタッフ:http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyca/id323681/
ストーリー:http://www.toho.co.jp/lineup/matsuko/story.html
あらすじ:ある事件で中学教師の職を追われた女性の、過酷な運命に翻弄されながら、ただただ愛を求め生き続け、ソープ嬢にになり、殺人を犯して服役、愛する男に次々に裏切られ続け、あげくには精神を病んで、一人暮らしの引きこもとなる。たった一人の松子の理解者を頼り、人生をやりなおそうと決心するが、不良中学生を注意したことから、河川敷で中学生に撲殺された53年の人生。25万部を超えるベストセラーとなった「嫌われ松子の一生(原作:山田宗樹氏)」の映画化。松子を演じた中谷美紀は原作に惚れ込み「松子を演じるために、今まで仕事をして来たのかも知れません」と言い切る。
松子は病弱な妹のみに愛情を注ぐ父への思慕をつのらせ満たされることがない。これが主題になっているのに、注意を払った映画評はほとんどない。父の笑顔を見るために作り出した剽軽な表情が痛々しく、それが映画の随所に出てくるお笑い系の登城人物とPOPな画面に重ねて写し取られている。映画の一部を切り取って見ても意味不明なシーンの連続にしか見えないが、全編を見て初めて作者、監督の意図が浮き上がり、中谷美紀が思い入れる理由が理解できる。
どこの家庭にも親戚の中に隠された話はあるだろう。こういう映画が日本にもあることに感激した。90点。
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