2005/11/22

欠陥ビルについて

 きっこのブログによれば、
役所が建築確認をやっていた時には一般的なマンションで一月半かかったものが、今では民間を使うと2週間。民営化後参入した民間会社のうち、ERIに出資しているのはミサワ、大和、積水などの大手住宅メーカー、TBCに出資しているのは清水建設などのゼネコンと、ほとんど建設業界が出資して設立されたので親会社の確認申請にはひどく甘い。ひどい場合はプラスいくらかの金額をで一週間で確認が降りるという。公正中立な検査のためには第三者機関でなければ役を果たせる筈がない。入学試験の答案を自分で採点しているようなものだ。今回のようなひどい状況は起こって当然というべきであろう。

 だれがこんなひどい民営化をやったのか。橋本龍太郎が総理大臣だった1996年から、当時の建設省住宅局長だった小川忠男が、この「建築検査機関を民営化」を推し進めて、2年後の1998年の6月12日に可決させた。この背景には、1995年の阪神淡路大震災によって多くのビルや住宅が倒壊したために、「建築物の安全性の一層の確保と合理的利用の推進」のために早急に建築基準法を見直さなきゃいけない、ということを大義名分にしたのである。

 きっこのブログによれば
「本当に、阪神淡路大震災のような災害に備えるために建築基準法を見直すのであれば、今までの基準をもっと厳しくするのがスジだろう。だけど、この人間のクズ、小川忠男は、大手の住宅メーカーや建設会社から、莫大な現金のワイロの他にも、ゴルフクラブのセットをプレゼントしてもらったり、料亭に連れてってもらったり、高級スーツを仕立ててもらったり、ホテルに高級コールガールを呼んでもらったりと、ありとあらゆるプレゼントや接待を受けていた。だから、検査基準を厳しくするどころか、自分の立場を利用して、建築検査機関を民営化するなんて言う、まったく逆の提案をムリヤリに推し進めたのだ。」

 小川忠男はさらに小泉の民営化路線の中心にいる。小泉は「都市再生計画」で、この小川忠男を都市再生本部事務局長に任命したのだそうだ。詳しくは
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
を見るべし。

 これが小泉の進めている「民間でできるものは民間で」の民営化の実体である。ビルではなく、社会全体が構造的に崩壊しつつあるという印象である。誰も責任はとらんのだろう。しかし、日本のマスコミはこういう諸悪の追及をなぜやらないのだろうか。下らないお笑い芸人の演芸会を即刻やめて、3時間ぶち抜きの特集でも組んで見せろよ。

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2005/11/21

説明責任はあなたにあるの

 石原都知事が記者会見でまた切れたらしい。「仏の顔も三度までなのに日記2005/11/20 (日) ああ言えばこう言うメディア。」に次のようなメディア批判があった。

佐々木仏三氏曰く、
「最初に結論ありき、なんでしょうね、最近のメディアは。石原都知事が清子さま結婚披露宴の席上でベルグソンの言葉として引用したものが実はパスカルだった、と書いた日刊スポーツ。そこまでは良かったのだが、記者会見で都知事が「本当にそうなの?論拠は?」と記者に問いかけるも、誰もパスカルの原文を読んだ者なし。都知事さすがに怒る(笑)。都知事に「パスカルでは?」と質問というのか皮肉を投げかけた記者すら読んでいないとは、都知事でなくても「勉強してこいよ、読んでこいよ、質問するなら」と言いたくなります。」

そりゃちがうよ。ベルグソンが言ったというのは石原都知事であって、それは間違いではと指摘されたのだから、ベルグソンが言ったというのを証明する責任は当然石原にあるでしょうがね。それを何言ってるんだと言わんばかりに「勉強してこいよ」と脅すのが石原のいつものやり方なのね。それに同調してこういうへんてこりんな理屈をこねるのは如何なもんかと思う。

 この所大問題になっている。千葉県市の1級建築士、姉歯秀次(48)が、建物の耐震強度のデータを偽装して、「震度5程度の地震で倒壊する恐れがある」マンションやホテルが100棟位建築されたという。崩れるのは韓国のデパートや橋梁だけかと思っていたら、そうではなかったらしい。残念なことだ。隣の音が筒抜けの某ホテルチェーンは彼の設計ではないのかね。安ホテルに止まるのはやめよう。

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2005/07/10

お役所のやる事

 先々週の金曜日に、2通の封書が届いた。住所は確かに私の自宅宛だったが、一通は宛名の名前の一字が全く間違っていたし、もう一通は名前の漢字が一つ塗りつぶして手書きで直してあり、訂正印なし。封筒は県の機関のものであったが、宛名がそんなだったから、これはもしかしたら手のこんだ振り込め詐欺ではないかと思った。開けてみると、昨年買った土地と家屋の不動産取得税を7月末までに払えという通知であった。某機関の公印が押してある。振込用紙も印刷してあり、そこに間違った名前が印刷してある。訂正印もない振込用紙、名前の間違った振込用紙で税金を納めろとは一体どういうことなのか。しかも購入後1年も経ってからなのに、何の断りもなく、ただ払え、で、無礼極まりない。早速、こんなふざけたことをしでかす役所へ、抗議とどのような対応をしたのか、さらに正しい通知書を直ちに送るようにとの速達を出した。
 翌週の火曜になって、自宅に帰ると封筒にメモが入れてポストに入れてあった。内容は、「不愉快な思いをさせて申し訳ない」という詫びと、職員に通達を出したということ、詫びに来たが不在だった、ということで、女性係長の署名があった。何をトンマなことをいっているのだろう。不愉快になったから言っているのではない。間違いが致命的であるから指摘しているのだ。そのまま放っておいたら木曜に再度マヌケな係長と課長というのが詫びに来た。人数が足りない、などなどいろいろ言いわけしていたが、指摘したことについては、弁解しようがないミスだと認めた。係長の方はずっと俯いていてほとんど一言も喋らなかった。あまり責め立ててもしょうがないと思い、許すことにしたが、文書にするのは勘弁して欲しいという。面倒くさいのでそれも同意して、お引き取り願った。そして、土曜には正しい通知書が届いた。
 こういうことのチェック体制が全くなってないのは明らかである。黙っていたらどうなったのか。担当者がどういう処分になったのか気になるが、知る術がない訳ではないがやめておこう。

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