欠陥ビルについて
きっこのブログによれば、
役所が建築確認をやっていた時には一般的なマンションで一月半かかったものが、今では民間を使うと2週間。民営化後参入した民間会社のうち、ERIに出資しているのはミサワ、大和、積水などの大手住宅メーカー、TBCに出資しているのは清水建設などのゼネコンと、ほとんど建設業界が出資して設立されたので親会社の確認申請にはひどく甘い。ひどい場合はプラスいくらかの金額をで一週間で確認が降りるという。公正中立な検査のためには第三者機関でなければ役を果たせる筈がない。入学試験の答案を自分で採点しているようなものだ。今回のようなひどい状況は起こって当然というべきであろう。
だれがこんなひどい民営化をやったのか。橋本龍太郎が総理大臣だった1996年から、当時の建設省住宅局長だった小川忠男が、この「建築検査機関を民営化」を推し進めて、2年後の1998年の6月12日に可決させた。この背景には、1995年の阪神淡路大震災によって多くのビルや住宅が倒壊したために、「建築物の安全性の一層の確保と合理的利用の推進」のために早急に建築基準法を見直さなきゃいけない、ということを大義名分にしたのである。
きっこのブログによれば
「本当に、阪神淡路大震災のような災害に備えるために建築基準法を見直すのであれば、今までの基準をもっと厳しくするのがスジだろう。だけど、この人間のクズ、小川忠男は、大手の住宅メーカーや建設会社から、莫大な現金のワイロの他にも、ゴルフクラブのセットをプレゼントしてもらったり、料亭に連れてってもらったり、高級スーツを仕立ててもらったり、ホテルに高級コールガールを呼んでもらったりと、ありとあらゆるプレゼントや接待を受けていた。だから、検査基準を厳しくするどころか、自分の立場を利用して、建築検査機関を民営化するなんて言う、まったく逆の提案をムリヤリに推し進めたのだ。」
小川忠男はさらに小泉の民営化路線の中心にいる。小泉は「都市再生計画」で、この小川忠男を都市再生本部事務局長に任命したのだそうだ。詳しくは
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/
を見るべし。
これが小泉の進めている「民間でできるものは民間で」の民営化の実体である。ビルではなく、社会全体が構造的に崩壊しつつあるという印象である。誰も責任はとらんのだろう。しかし、日本のマスコミはこういう諸悪の追及をなぜやらないのだろうか。下らないお笑い芸人の演芸会を即刻やめて、3時間ぶち抜きの特集でも組んで見せろよ。
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